分離色の絵の具…とは?

こんにちは、デザイン部の永田です。

皆さん、最近は絵の具って使ったことありますか?

わたしは水彩画をよく描くのですが、自分の気に入った絵の具だけを使って描くことが多いので、あまり「新しい画材に手を出すぞ!」ということがありません。(昔は気になったものは手当たり次第に買いまくってたんですが、大人になってしまいました…)

しかし、最近ちょっと気になる絵の具を発見し、久しぶりに新しいものを試してみようと購入!それがこちら。

これは「分離色絵の具」というジャンルの水彩絵の具です。

その名の通り、描いたときに絵の具の色が分離する絵の具。

そもそも絵の具の分離とは、絵の具を混ぜたときに粒子の大きさの違いによって絵の具どうしがうまく混ざらないという、描く人にとってはどちらかというとマイナスな現象なのですが、わざと絵の具を分離させて、不思議なにじみのある色を作ることができるのが、この分離色の絵の具だそうです。

というわけで、わたしも気になる分離色を試してみました。こんな感じ!(記録用にササッと撮影したので、影の部分が黄色みがかってたりするのはご容赦ください…次はもっとちゃんと撮ろう…) 使用したのはこちらのシリーズのダスクスカイとファントムミスト。(名前かっこよすぎ…)

https://www.kusakabe-enogu.co.jp/product/cat_series_product?sid=103015

とりあえずお試しということで、難しいことは考えず塗ってみましたが、ざっくり塗っただけでもこんな感じに不思議な質感の色になります。

女の子の前髪の部分はダスクスカイ、伸びた髪の部分はファントムミストで塗ってあります。枯れ葉のようなくすみのある色が好きなので、かなり気に入りました。

ダスクスカイは、黒っぽい色を基調とした中に、ところどころ青や赤が分離して見えており、慎ましくも妖艶な印象を受ける色味です。

ファントムミストは、茶色と灰色がかった青の怪しげな分離がまさしく「霧」という感じ。ダスクスカイよりも重ためな印象ですね。

どちらの色もさまざまな使い方ができそうです。

今回はくすみ系の色を試しましたが、彩度の高い分離色もあるので、そちらも楽しそう。次はピンクや青系のビビッドな分離を描いてみたいですね!

それでは。

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