こんにちは 工藤です
『予祝』
聞いたことありますか?
字の通り、”予想して、前もって祝うこと”
未来にそうなって欲しいことを前提に
前もってお祝いする
実は
「お花見(はなみ)」はもともと“予祝(よしゅく)”の行事が起源です
という事実を知ってびっくり!
🌾 予祝
「予祝」とは、“あらかじめ祝う”という意味で、
これから訪れる幸せや豊作を先に祝って現実化を願う、昔の日本人は「”思い”や”祈りの力”」で自然と通じ合えると信じていて、
春に花が咲く=秋の実りを象徴するものと考えました
だから桜を見ながら「今年も豊作になりますように」と宴を開く🌸 お花見=豊作祈願+春のスタート祝い
平安時代には貴族たちが桜の下で和歌を詠み、
豊穣(ほうじょう)や繁栄を願う
庶民にも広まると、
「春の訪れを喜び、これからの幸せを先取りして祝う日」に進化して今に至る
ということですね
調べてみると
日本には他にも身近なところに
予祝がたくさんあって…
🌾 雨乞い=「雨が降る未来」を先に演じて呼び込む儀式
雨乞いは、単に「雨をください」と祈るだけじゃなく、
“もう雨が降った”かのように祝う・踊る・歌う儀式つまり、“望む未来を先に形にして表現する”=予祝そのもの
昔の人は「先に喜びを表すことで、自然や神々がそれに呼応する」と信じていました
と考えると
日本のお祭りも全般的に
同じ地点にたどり着く場合が多い
祭の地の安泰、五穀豊穣、豊漁、疫病退散を願い
前祝いを行うというのも
お祭りの目的の一つ
そして、予祝を深堀りしていたら
お隣の韓国、中国、、、
宗教観の違う世界の国々でも
古来から人々は、素晴らしい未来を願って
予祝をしていた
地域 | 代表行事 | 予祝的要素 |
---|---|---|
韓国 | 雨乞いの舞 | 雨が降った未来を先に祝う |
中国 | 春節・祈雨祭 | 豊穣と繁栄の先取り |
インド | ホーリー・ディーワーリー | 勝利と富の前祝い |
インドネシア | ニェピ・豊作祭 | 平和と実りの受容 |
タイ | ソンクラーン | 新年の浄化と再生 |
欧米 | カーニバル・感謝祭 | 豊かさと幸福の前祝い |
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今回のメイン画像は
Adobe fireflyで生成したのだけれど
(イマイチでごめんなさい😂)
お題は『平安時代の貴族のお花見』、
貴族→なぜか遊郭系に傾く傾向にあって
美人さんが何人も出現していました
♡
画像系、貼っておきます